ソウルFW、無料で観る7日間の正解

予約なしでソウルファッションウィークを味わうなら、行き先はDDP(東大門デザインプラザ・동대문디자인플라자)のオウルリム広場(어울림광장)と、新堂駅(신당역)10番出口そばの地下展示。どちらも無料で、チケットも事前登録もいらない。
2026 S/Sソウルファッションウィークは9月1日(月)から7日(日)まで。25周年の今年は会場がDDPの中だけで完結しない。徳寿宮キル(덕수궁길)、弘済有緣(홍제유연)、興天寺(흥천사)、モンドリアンホテル、聖水(성수)のEQLフラッグシップストアと、ソウルの名所そのものがランウェイになる。
つまり、渡韓の日程がこの週に重なった人は、特別な準備なしで一日分の予定が埋まるということ。無料で入れる枠と、応募が必要な枠を先に切り分けておくのが賢い。
予約なし・無料で楽しめるのはこの3つ。①DDPオウルリム広場の市民プログラム(フォトブース・香りMBTI・スタイリング体験・コーヒー試飲) ②新堂駅10番出口近くの展示『SECOND SKIN:ファッションとAI、そして光』(9月2〜7日) ③徳寿宮キル・弘済有緣・興天寺など、街を舞台にしたオフショーの空気感。
まず押さえるのは、予約不要で無料の3枠
DDPオウルリム広場の市民プログラム
DDPのオウルリム広場では、25周年を記念したフォトブースイベントが開かれる。あわせてピジョン(피죤)の香りMBTIテスト、ソウルジュエリー支援センターによるスタイリング体験、コーヒーブランドG7の試飲会も。いずれも市民向けで無料、ふらりと立ち寄って参加できる構成になっている。
ショーの座席は取れなくても、この広場だけは誰でも入れる。DDP自体が写真映えする建物なので、ここを起点に東大門エリアを回る動線が組みやすい。
新堂駅の地下に現れる『SECOND SKIN』
もうひとつの狙い目が、新堂駅10番出口近くの地下遊休空間で開かれる展示『SECOND SKIN:ファッションとAI、そして光』。ソウルファッションロードの second プロジェクトで、新進デザイナーがファッションを題材にした物語をAI・光・音で表現した作品が並ぶ。会期は9月2日から7日までの6日間。
使われていない地下空間がそのまま展示会場になるという構造自体が、今のソウルらしい。新堂洞は食堂やカフェの多いエリアなので、食事のついでに寄れるのも助かる。
街を歩けば、そこが会場
今年のオフショーは、ソウルの名所を舞台にする。9月2日18時は弘済有緣でスリングストーン(슬링스톤)、3日15時はモンドリアンホテル(龍山区長門路23)でカルーソ(카루소)、同日17時は興天寺(城北区興天寺キル29)でビクパク(빅팍)。ショーそのものは招待制でも、その時間帯にその場所を歩けば、普段とは違う空気を感じられる。
開幕は9月1日19時、徳寿宮キルでのアンダーソンベル(Andersson Bell・앤더슨벨)のオープニングショー。26 S/Sコレクションのテーマは「SOFT CLASH」で、マーク・ロスコの色面絵画と、1990年代のアイコンであるPJハーヴェイやジャーヴィス・コッカーの捻れた態度が着想源だという。ボッテガ・ヴェネタやグッチと仕事をしてきたスタイリストやアーティストも参加する。

ショーを観たいなら、公式インスタの市民招待に応募
DDPアートホールで行われる14ブランドのファッションショーは、公式インスタグラムの市民招待イベントに応募する方式。当選すると、現地のチケットブースで観覧券を受け取れる。
応募の窓口はソウルファッションウィーク公式インスタグラム。日程やブランドの詳細は公式サイトで確認できる。渡韓前に応募しておくのが現実的だ。
編集部メモ:観覧券は当選者が現地のチケットブースで受け取る流れ。当日ふらっと行って座席を確保する形ではないので、「観る」つもりなら応募が先、「見る」だけなら広場と展示で十分——この線引きを最初にしておくと予定が崩れない。

日程表:どの日に、どこへ行くか
今シーズンは27の国内デザイナーブランド(ファッションショー18、プレゼンテーション9)がリレー形式で舞台をつなぐ。日別の主な動きは以下の通り。
| 日付 | 主な会場 | 内容 |
|---|---|---|
| 9/1(月) | 徳寿宮キル | 19:00 アンダーソンベル オープニングショー |
| 9/2(火) | 弘済有緣・江南・新堂 | 18:00 スリングストーン(オフショー)/ベルリンショールーム開幕/『SECOND SKIN』開幕 |
| 9/3(水) | モンドリアンホテル・興天寺 | 15:00 カルーソ、17:00 ビクパク |
| 9/4(木) | DDPアートホール・EQL聖水 | ランウェイ4本(ライ、ニューウェーブボーイズ、グリーディアス、アジョバイアジョ)/受注展示スタート |
| 9/5(金) | DDPアートホール | ランウェイ4本(ハンナシン、フェノメノンシーファー、リイ、クァクヒョンジュコレクション) |
| 9/6(土) | DDPアートホール・EQL聖水 | ランウェイ3本(オルキン、シイアン、ドゥカン) |
| 9/7(日) | DDPアートホール | ランウェイ3本(アドベス、デイリーミラー、ムアム) |
DDPデザインラボ、聖水洞のEQLフラッグシップストア、個別ショールームでもプレゼンテーション形式のコンテンツが動く。聖水に行く予定がある人は、EQL聖水の日程(9月4日・6日)を頭に入れておくといい。

ベルリンショールームが初参加、江南MCMで2日間
今季のグローバル協業の目玉が、ベルリンファッションウィーク主催の公式ショールーム「ベルリンショールーム(Berlin Showroom)」の初参加。9月2日から3日までの2日間、ソウル江南のMCMショールームで、ベルリンで選ばれた12の有望ブランドが韓国初のコレクション公開を行う。
参加ブランドはSIA ARINKA、LUEDER、BALLETSHOFER、HADERLUMP、RICHERT BEIL、GERRIT JACOB、DAWN、CLARA COLETTE MIRAMON、UNVAIN STUDIOS、WILLIAM FAN、DANNY REINKE、ISABELLA RUDZKI。サステナビリティ、伝統美学、素材の革新を軸に、イタリア産の高級生地から非伝統的な素材の組み合わせまで見せる。
街の電光掲示板にも、今年のソウルが流れている
会場に行かなくても目に入るのが、AIで制作された公式キャンペーン映像。古宮、漢江の水面、南山タワーの夜景、DDPを背景に、100%AIで生成されたモデルがK-デザイナーのコレクションを着て登場する。
映像は8月16日にソウルファッションウィークのYouTubeチャンネルで公開され、ソウル市内70か所の屋外電光掲示板と地下鉄18駅の駅構内でも流れている。移動中にふと顔を上げたら出会える——それも今年の見どころのひとつ。詳細はソウル市の公式発表に掲載されている。✨
業界関係者なら、トレードショーという選択肢
9月4日から6日にかけては、74ブランドが参加する受注展示と、20か所のショールームツアーが行われる。受注展示はDDPデザインラボの3フロアで10時〜17時、ショールームツアーは聖水・漢南・江南の一帯でバイヤーと個別商談という組み立て。
ソウル市は22か国102名のバイヤーを招請しており、国内外のファッション関係者向けの事前申請はトレードショーの公式サイトで9月3日まで受け付けられていた。ショールームツアーにはNO MANUAL、MARHEN.J、STAND OIL、YOUNG N SANG、XLIMなどの新興ブランドが名を連ねる。
まとめ
9月1日〜7日、ソウルの街ごとがランウェイになる一週間。予約なしで動けるのはDDPオウルリム広場の市民プログラムと、新堂駅10番出口の『SECOND SKIN』展示(9月2〜7日)の2枠で、ここは思い立った日に行ける。
ショーを客席から観たいなら、公式インスタグラムの市民招待に応募して当選する必要がある。渡韓の日程がこの週に重なるなら、まず応募、それから広場と展示、余力があれば徳寿宮キルや興天寺まで足を延ばす——この順番が動きやすい。🖤
よくある質問
ソウルファッションウィークは誰でも無料で参加できますか?
無料で参加できるのは市民向けプログラムです。DDPオウルリム広場の25周年フォトブース、香りMBTIテスト、スタイリング体験、コーヒー試飲は予約不要で無料。新堂駅10番出口近くの展示『SECOND SKIN』も9月2〜7日に開かれています。デザイナーブランドのファッションショー自体は招待制です。
DDPのファッションショーを観るにはどうすればいいですか?
公式インスタグラムの市民招待イベントに応募します。当選者は現地のチケットブースで観覧券を受け取る流れです。対象はDDPアートホールで行われる14ブランドのショー。応募期間や方法は公式インスタグラムと公式サイトで告知されます。
DDP以外の会場はどこにありますか?
徳寿宮キル、弘済有緣、興天寺、モンドリアンホテル(龍山区長門路23)、聖水洞のEQLフラッグシップストア、江南のMCMショールームなどソウル各地に分散しています。開幕は9月1日19時の徳寿宮キル、ベルリンショールームは9月2〜3日に江南のMCMショールームです。