韓国旅行の現金は1人5万〜10万ウォンが正解

現金は1人5万〜10万ウォン。これが今の韓国旅行で用意しておく額の目安です。ほとんどの支払いはカードで完結する一方、ゼロだと確実に詰まる場所がまだ残っています。
コンビニもタクシーも百貨店もカードが通る。それでも旅行者がつまずくのは大きな買い物ではなく、交通カードのチャージ、市場の屋台、そして「なぜか外国発行カードが通らない」小さな端末です。金額の問題ではなく、動線が止まるかどうかの問題。
広蔵市場(クァンジャンシジャン・광장시장)や東大門(トンデムン・동대문)の卸売りを歩く日程なら、10万〜20万ウォンまで増やすのが安全圏。紙幣をどう崩しておくかまで決めておくと、初日から迷いません。
この記事のポイント/ソウル市内中心の3〜4日なら1人5万ウォン前後、4〜6日の自由行動で5万〜10万ウォン、市場と卸売りを回るなら10万〜20万ウォン。紙幣は1万・5千・1千ウォン札に崩す。T-moneyの現金チャージは1,000ウォン単位、1,000〜90,000ウォンの範囲。
いくら持てばいい? 金額は日程で決まる
行き先が市内・百貨店・チェーン系カフェ・レストラン中心なら、1人5万〜10万ウォンで足ります。この現金は旅費を払うためのお金ではなく、カードが不安定な場所だけを埋めるための予備費という位置づけ。
着いた瞬間に全額を替えるのは、あまり得策ではありません。初日の交通費・食事・予備分だけ先に確保して、あとは行程のついでに足していく。明洞(ミョンドン・명동)や弘大(ホンデ・홍대)、東大門を通る日があるなら、その空き時間に回すほうが観光の時間を削らずに済みます。
| 旅行のタイプ | 現金の目安 | 主な使い道 |
|---|---|---|
| ソウル市内 3〜4日 | 1人5万ウォン前後 | T-moneyチャージ、屋台、臨時の予備 |
| 4〜6日の自由行動 | 1人5万〜10万ウォン | 交通カード、市場、屋台、少額の割り勘 |
| 市場グルメ+東大門卸売り | 1人10万〜20万ウォン | 伝統市場、卸売り店、小型店の現金価格 |
| 子ども・年配同行、多人数 | グループ全体で最低20万ウォン | 臨時のタクシー、薬局、各自の買い物、交通費の補充 |
ポイントは金額より紙幣の種類。5万ウォン札ばかりだと、市場でも屋台でもチャージ機でも受け付けてもらえません。1万・5千・1千ウォン札に崩しておくのが実用的です。

現金がいちばん効くのは、T-moneyのチャージ
T-money(티머니)の実体カードは、販売・チャージ場所でウォン現金からチャージする方式。Tmoney公式の外国人向け利用ガイドによると、1回のチャージは1,000ウォン単位、範囲は1,000〜90,000ウォンです。つまり1万ウォン札と千ウォン札を持っていれば、駅でも空港でもコンビニでも迷いません。
短期旅行でいちばん安定するのは、空港か市内のコンビニでカードを買い、その場で1万・5千・1千ウォン札からチャージしてしまう流れ。改札の前でチャージ方法を調べ始めるのが、いちばん時間を失うパターンです。
iPhone版・トラベルカードは別ルール
iPhone版のT-moneyやTmoney Travel Card Plus、WOWPASS(와우패스)のような旅行者向けカードは、決済残高と交通残高のルールが別物です。対応するカードブランドやアプリの可否は出発前に確認しておくのが無難。「カードが1枚あればすべて解決する」という前提を持たないほうが、現地でのストレスは確実に減ります🚇

カードOK / 現金onlyの分かれ目
韓国がキャッシュレス寄りなのは事実。ただし場所によって、現金のほうが速くて変数が少ない場面があります。広蔵市場、南大門市場(ナンデムンシジャン・남대문시장)の露店、明洞の屋台、地方の小さな屋台は、カード対応の店もあるものの全店で外国発行カードが通る前提では動けません。
加えて、卸売り市場・地下商店街・小型の服飾店や雑貨店では、現金価格や最低利用金額が設定されていたり、決済端末が使いにくかったりすることがあります。現金を持つのは節約のためではなく、「このカードが通らない」「この機械が読まない」で行程が止まらないようにするための保険です。
| 場面 | カードの安定度 | 現金の役割 |
|---|---|---|
| コンビニ・百貨店・チェーンカフェ | 高い | ほぼ不要 |
| 伝統市場・路上の屋台 | 中〜低い | 軽食、少額の買い物、素早い会計 |
| 東大門の卸売り・地下商店街 | 中くらい | 現金価格、分けての買い物 |
| 近郊の観光地・地方の小さな店 | 中くらい | 外国発行カードが通らないときの予備 |

カード・WOWPASS・現金の役割分担
いちばん破綻しない組み合わせは、大きい支払いはクレジットカード、予備に旅行者向けプリペイド、小額と交通は現金。ホテル・百貨店・レストランはカードで、市場と屋台は小額紙幣で、という単純な線引きです。
- クレジットカード:異なる銀行・異なる国際ブランドのものを2枚以上。1枚が弾かれても止まらない体制にする
- WOWPASS / 旅行者向けプリペイドカード:外貨からチャージでき、残高も確認できる。小さな店でカードが通らない不安を減らしたい人向け
- ウォン現金:5万ウォン札に集約しない。市場・交通・小型店で使うのは小額紙幣
注意したいのが残高の扱い。WOWPASS公式の利用ガイドでも案内されているとおり、WOWPASSの残高とT-moneyの交通残高は別管理です。店での決済ができる状態でも、交通残高が自動で増えるわけではありません。地下鉄やバスに乗る前に、交通残高は別途チャージしておく必要があります。
編集部メモ:カード2枚+プリペイド1枚+小額紙幣。この4点セットで、渡韓中の「支払いが通らない」はほぼ片付きます。逆に、カード1枚だけで押し切ろうとした人ほど、初日の改札か市場で足止めされがちです。
両替はいつ、どこで
初めての渡韓なら、まず入国後に「初日ぶんのウォン」だけ確保するのが基本。交通カードのチャージ、簡単な食事、いざというときのタクシー代を賄える額があれば十分です。残りは滞在エリアと行程に合わせて足していけばよく、旅費の全額を持ち歩く必要はありません。
宿が明洞・弘大・東大門あたりなら両替の選択肢は多め。近郊メインの行程なら、移動の動線から外れない場所を先に決めておくと、両替のためだけに時間を割かずに済みます。
多人数・年配や子ども連れは、少し多めに
グループ旅行では、ひとり旅より現金を多めに残しておくのが正解。屋台で食べたい人、交通カードを補充したい人、急に何か買いたくなる人が同時に発生し、そのたびに端末を探したり割り勘したりしていると、行程が細切れになります。
おすすめは現金を「個人の小額紙幣」と「グループの共同費」に分けて管理する方法。共同費は1人が預かり、まとめて支払う。南怡島(ナミソム・남이섬)や坡州(パジュ・파주)、水原(スウォン・수원)、江陵(カンヌン・강릉)のように移動距離の長い行程では、この分け方だけで会計にかかる時間がはっきり短くなります✨
まとめ
韓国旅行の支払いは「全部カード」でも「全部現金」でもなく、道具を得意な場所に置くのが最適解。大きい支払いはカード、小額と交通は現金、市場と屋台は1万・5千・1千ウォン札。金額の目安は1人5万〜10万ウォン、市場と卸売りを歩くなら10万〜20万ウォンです。
出発前に確認しておくのは2つだけ。手持ちのクレジットカードが2枚以上あるか、そして使う交通カードの種類とチャージ方法。決済ルールやカード対応は更新されるので、Tmoney外国人向けガイドとWOWPASS公式ガイドで最新の条件を見ておくと安心です。
よくある質問
韓国旅行は現金をまったく持たなくても大丈夫?
おすすめしません。ソウルや釜山ではカードがよく通りますが、T-money実体カードのチャージ、伝統市場や屋台、小型店、外国発行カードが弾かれたときの支払いには現金が要ります。1人5万ウォン程度でも持っておくと安心です。
5日間の韓国旅行なら現金はいくら必要?
1人5万〜10万ウォンが目安。交通カードのチャージ、屋台、市場での買い物、予備費が主な使い道です。東大門の卸売りや広蔵市場・南大門市場を回る予定、あるいは多人数で割り勘するなら10万〜20万ウォンに増やしてください。
T-moneyはクレジットカードでチャージできる?
短期滞在の外国人が実体カードを使う場合は、ウォン現金でのチャージがいちばん確実です。Tmoney公式の外国人向けガイドでも、販売・チャージ場所でウォン現金からチャージできると案内されています。スマホ版や特定の旅行者向けカードは、カード種別とアプリの対応状況を別途確認しましょう。